fpr03

今回は、ファウンテン ペン レボリューション(FOUNTAIN PEN REVOLUTION)の1本です。
WEBサイトでも表記は「FPR」と略されていますので、ブログでもそう書いておきます。さすがにフルネームで書くのは長いですし。
FPRはアメリカのテキサスに店舗を構えており、インド製の万年筆を中心に揃えています。オーナーがインドで仕事をしている際にインド製万年筆に出会い、帰国後に開いたショップのようです。

fpr01

今回購入したのは、ヒマラヤV2(Himalaya V2)なる一本。
色は、ピーコックアクアになっています。水色のアクリルボディに青色の波紋が入り、透明度の高い箇所ではやや銀色っぽくも見える不思議な外観をしています。こういった波紋模様のボディの万年筆って結構な種類がありますけど、どれも綺麗だな、と。
料金は26ドル、当時の円で言うと3,300円くらいでした。

fpr04

■ペン先 : ステンレススチール Mニブ
■全長 : 137.0mm(キャップを閉じた状態)
■全長 : 126.0mm(本体のみ)
■全長 : 164.0mm(キャップを後ろに付けた状態)
■最大径 : 14mm
■重量 : 17.10g(キャップ : 6.09g)

やや軽いかな、と思える重量です。ちなみに、コンバーター付属なので、上記はそれ込みの重さになります。
まず書いておくべきは、開封直後に万年筆から漂ってくるあのウ●コ臭・・・。ネット情報で「インドの万年筆は独特のニオイがある」と知っていたし、なによりレシーフの万年筆で経験済みなので、正直そこまで戸惑うことも無しでした。それにこのヒマラヤV2のニオイは薄っすら漂ってくるといった程度で、むしろレシーフの方が臭かったと言えるほどです。
ひと口にインド万年筆と言っても、コクヨカムリンのトリニティは臭くなかったですからね。そもそも、アセチルセルロース性の樹脂じゃなかったのかもですが。

fpr05

書き心地はサリサリしつつも紙に引っ掛かるほどでもなく、そしてインクがスキップすることもなくでした。つまりは滑らかと言うわけじゃないけれど、実に筆記感を味わえるといった具合。
#5.5のスチールニブですが、フィードがエボナイトなのでインクがどっぷり保たれ、だから速記してもインクが途切れることなく安定して書けるわけです。サッとメモするのにも向いている一本かと。

fpr02

マイナス点も少し書いておきましょう。
色彩雫の山葡萄を入れて使ってみたのですが、結構色が写ってしまうな、と。ピーコックアクアというせっかくの綺麗な水色が、紫色とも黒色とも言えるように見えて、透過して一見すると汚れのように感じられるのがなんとも残念。インクを落とすときも、しつこい汚れ並みに手間がかかりました。
もう一点は、油かなにかしらの薬品でも塗ってるのかってくらい、インクがなかなか降りてこないこと。最初にまず、辛抱強さが求められるようです。